2005年 06月 02日
上越地区指導者講習会 その2 |
講習会のいくつかのテーマのうち、
Ⅲ)上越地区の課題と今後
についてまとめておきます。
始めに、今回の講習会を行うにあたって様々なアイデアを与えてくれた新潟県立高田高校の樋口元先生に感謝します。
①生徒だけで進める練習が少ない。また、品質が低い
スクールバンドにおいて、顧問(指導者)が直接合奏などで生徒を指導できる時間は減少傾向にあります。原因としては、
・総合学習及び週休2日制の導入等により校務が増え、自ずと課外活動に時間と労力をかけられない
・休日の練習も教育委員会や学校の方針等でやりづらい
等が考えられますが、だとすれば、生徒だけでやる練習を個人・パート練習だけにせず、きちんとした品質の(基礎)合奏をできるようにすれば良いわけです。そのために必要不可欠なのが、
●部員の中に強いリーダーを作る
●部員だけでどのような練習が出来るか、実際に出来ているバンドに見学に行くなどして勉強する
ことです。
良い演奏をするスクールバンドには、往々にして“名物”と呼ばれるようなリーダー(部長or学生指揮者orコンサートマスター等)がいて、ともすると顧問よりも厳しく的確な指導をします。もちろん、生徒の中に強いリーダーを作ることは、品質の高い練習環境を作るということだけに留まらず、我々スクールバンドの指導者が本質的に作りたい“生徒が自主的に活動するバンド”という高みに、我々のバンドを近づけてくれると思います。先程良い演奏をするスクールバンドの例えを出しましたが、是非近隣のそのような学校に見学に行って、自分のバンドでも出来ることから始めてみて下さい。
②使用している楽器の程度が低く、状態が悪い
これについては、顧問の先生のマネージメント力次第ということになるかもしれませんが、ひとつ思うのが、諸方面(行政、教育委員会、学校、地域、保護者等)に対する説明及びアピールが少ないと感じるということです。周囲は単にケチってお金を出してくれない(もちろんそのようなケースもとても多いですが)のではなく、現場がどんなにひどい楽器を使っているか、それによってどのような教育的な不具合があるのか知らないだけという場合も多いのです。
意見書・嘆願書を出す、地域の商工会・商店会長を演奏会に招待する、親の会を立ち上げる等のアクションを起こし、少しでも状態の良い楽器を導入することが、何より生徒のためになると考えます。
Ⅲ)上越地区の課題と今後
についてまとめておきます。
始めに、今回の講習会を行うにあたって様々なアイデアを与えてくれた新潟県立高田高校の樋口元先生に感謝します。
①生徒だけで進める練習が少ない。また、品質が低い
スクールバンドにおいて、顧問(指導者)が直接合奏などで生徒を指導できる時間は減少傾向にあります。原因としては、
・総合学習及び週休2日制の導入等により校務が増え、自ずと課外活動に時間と労力をかけられない
・休日の練習も教育委員会や学校の方針等でやりづらい
等が考えられますが、だとすれば、生徒だけでやる練習を個人・パート練習だけにせず、きちんとした品質の(基礎)合奏をできるようにすれば良いわけです。そのために必要不可欠なのが、
●部員の中に強いリーダーを作る
●部員だけでどのような練習が出来るか、実際に出来ているバンドに見学に行くなどして勉強する
ことです。
良い演奏をするスクールバンドには、往々にして“名物”と呼ばれるようなリーダー(部長or学生指揮者orコンサートマスター等)がいて、ともすると顧問よりも厳しく的確な指導をします。もちろん、生徒の中に強いリーダーを作ることは、品質の高い練習環境を作るということだけに留まらず、我々スクールバンドの指導者が本質的に作りたい“生徒が自主的に活動するバンド”という高みに、我々のバンドを近づけてくれると思います。先程良い演奏をするスクールバンドの例えを出しましたが、是非近隣のそのような学校に見学に行って、自分のバンドでも出来ることから始めてみて下さい。
②使用している楽器の程度が低く、状態が悪い
これについては、顧問の先生のマネージメント力次第ということになるかもしれませんが、ひとつ思うのが、諸方面(行政、教育委員会、学校、地域、保護者等)に対する説明及びアピールが少ないと感じるということです。周囲は単にケチってお金を出してくれない(もちろんそのようなケースもとても多いですが)のではなく、現場がどんなにひどい楽器を使っているか、それによってどのような教育的な不具合があるのか知らないだけという場合も多いのです。
意見書・嘆願書を出す、地域の商工会・商店会長を演奏会に招待する、親の会を立ち上げる等のアクションを起こし、少しでも状態の良い楽器を導入することが、何より生徒のためになると考えます。
by ISOZAKI_Masanori
| 2005-06-02 23:49
| 1. 吹奏楽